辞書をひく 12

投稿者: | 2016年2月18日

拙宅へのご訪問、誠にありがとうございます!ここのところ暫く、仕事が目一杯詰まって手一杯のイッパイイッパイ状態でした。「おかーさん、社畜だね。ここがアメリカだったら立派な育児放棄だよ。逮捕されてるよ」と子供に言われる始末。すまん!しかし、キミはもう、アメリカでも一人で留守番できる年齢だし、口うるさい親がいない一人の時間を、漫画読み放題のゲームし放題でエンジョイしていたのを知ってる。同情に値しない。さて。文章の書き方さえも忘れかけているほどご無沙汰のmemoは、リハビリがてら久しぶりの辞書を引く。子供の英語の課題に端を発し、「接頭語」のあれこれについて親子で会話をしておりました。英語だけじゃなく日本語に接頭語はありますね。例えば「真っ(まっ)」。真っ青、真っ裸、真っ暗、真っ直ぐ……etc。そこで子供が言いました。「『まっしぐら』は?」……ん?真っしぐら?シグラ??こういう時は辞書に訊け。頁を繰ると「まっしぐら。激しく進む様子。いっさんに」と意味が書いてあり、そして「驀地」と表記されてます。なんだこの漢字?まさかこれで「まっしぐら」と読むのか?そうなのか?調べるべく、いくつか辞書にあたった結果、「驀地」は熟字訓でマッシグラと読むということが判明しました。よ、読めない……。「驀進(バクシン)する」という言葉がありますので、「バクチ」であれば読みとして穏当な気がしますが、バクチは博打を連想させますからねぇ。……何はともあれ「真っしぐら」ではないことが明らかになりました。ということは往年のペットフードのキャッチコピーを漢字で書くと「猫驀地」となるわけですね。なるほど。おいしそうな食べ物に向かって一目散に駆け寄る猫の姿は、サンジさんのもとへ真っ直ぐに駆け寄るロロノアを彷彿させます。ゾロ驀地。この場合「ロロノアはサンジさんのもとへ真っ直ぐに駆け寄った」と「ロロノアはサンジさんのもとへまっしぐらに駆け寄った」はほぼ同義。二つとも「わき目も振らず相手へ一直線」を意味します。が、真っ直ぐは真剣な感じが強く、まっしぐらは勢いのある感じが強いような気がします。すなわち「まっすぐ」駆け寄ると、次の展開は「力いっぱい抱きしめる」。一方、「まっしぐら」に駆け寄れば、次の瞬間「押し倒す」。私の「まっしぐら」のイメージ間違ってますでしょうか?

 

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