辞書を引く 19

投稿者: | 2018年11月16日

拙宅へお越しいただき、まことにありがとうございます。
今日は、久しぶりに辞書を引く。いつもより短い文となりましたが、ご興味のある方は続きからどうぞ。

今回は、思うところがあって漢和辞典をひいてみたのです。そこで目にしたのが「熟」。小学6年生で習う感じですね。作物や果物が十分に成長した状態を示す言葉です。果物が熟れる「うれる」、果物が熟す「じゅくす」、どちらも同じ漢字、同じ意味です。このほかにも、円熟、熟練の技、といった物事に十分なれるという意味の「ジュク」があり、熟考、熟読という例にみられるような十分に、よくよくという意味もあります。この辺りまでは、知っていることのおさらいだったのですが、問題はこの後です。読み方「つくづく」。え?つくづく?読んでみると、物事を深く考えたり注意深く観察するさま、あるいは物事を痛切に感じる様、物寂しくぼんやりしているさま、とあります。へー。この一文字でそんな読み方が?!そしてもう一つの読み方「つらつら」。意味は念を入れてよくよく考えてみる様、とあります。成り立ちを見てみると、「よく煮込む」を意味することからきているようで、「よくよく」という意味あいが強い言葉のようですね。なるほど。この漢字を習った小学生のときには、「ジュク」「うれる」以外の読み方は気にしなかったです。一方「つくづく」「つらつら」という言葉に漢字があるとは思ってもみなかったです。ということで、ワタクシ、今回恥ずかしながら初めて「熟」の本当の姿を知りました。辞書をひくのはつくづく楽しい。というわけで、久しぶりに辞書を引き、つらつら考えてみたことをズラズラ書いてみたのですが、よくよく考えたうえでのことではないので中身はこなれておりませぬ。失礼をば!

 

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