辞書をひく 16

投稿者: | 2018年8月18日

拙宅へお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
さて。久方ぶりの辞書をひく。
先日のことです。どういう話の流れだったのか覚えていないのですが、我が子koma太と「コショウ」って同音異義語多いよね。故障、胡椒、呼称……という話をしたのです。そこで、本日、手元の辞書をひいてみたところ、普段は使わないような言葉も含め、コショウの同音異義語は10語ありました。ふむ。では、もっとも数の多い同音異義語は何かなと辞書をひく……のは、藁の中から針を探すようなものですから、致しません。その代わり、カモーン文明の利器!教えてグーグル先生!ということで、ぐぐってみたら、「コウショウ」の48語(人名を除く)が最多だという説が有力。交渉、高尚、校章、考証、公称と、一般的なものから、鋼掌、講誦、翺翔、高蹤……等々、読めない、知らない、書けない、というのまでいろいろあります。
ただ、それぞれの意味を調べたところ、古代中国の行政機関名、儀式を司る僧職名、といった固有名詞に近いものや単純な名詞が数多いように思えました。漢字を見て、「こ、これは?」と勇んで調べたものもあったのですが、割と平凡な意味で拍子抜けした単語もあります。たとえば「交睫」。睫はまつ毛ですから、まつ毛が交わっちゃうんですよ。え、そんな近くに顔を寄せちゃうの?ロロノアとサンジさんのまつ毛が触れ合う距離ってすごくない?近い、近いよ!チューする距離だよ!……とニヤニヤしながら辞書をひいいたら、(上下の)睫が交わる、すなわち目を閉じる、眠ること、と書いてありガッカリ。ちぇー。気を取り直して次なる単語「交床」。これこそ、どうよ?床を交わすなんて、色っぽい意味に決まってるよね!「枕を交わす」でさえ体を重ねることですからロロノアとサンジさんが床で交えるなんて、もう大変なことに違いない。と思って鼻息荒くページをめくると「煎茶に用いる釜敷」。釜敷?こんな色っぽい漢字を使っていて、釜敷?!ということで、悉く、ワタクシの妄想が打ち砕かれたコウショウ48語……っていうか、単なる単語を、そういうヨコシマな目で見ちゃダメってことですよね。反省。

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