辞書をひく 17

投稿者: | 2018年8月29日

拙宅へお越しいただきましてありがとうございます。ワタクシのサイトはワードプレスというブログフォーマットを利用しております。初心者でも簡単にサイト作成ができるというのが謳い文句で、たしかにウェブ作成に関する知識が皆無なワタクシでもなんとかそれっぽい形にはなっています。しかし、元々海外のフォーマットであるだけに、日本語の文章の見た目がよろしくないことが時折あります。日本語表記に適したフォントが基本設定に入っていないんですよ。ですので、そういう時はスタイルシートにフォントを追加するコードを自分で入力していくのです。フォントは何を入れてもいいのでしょうが、ネット環境で横書きの文章を閲覧する際に読み易いと言われるメイリオや游ゴシックは必ず追加し、あとはどんなデバイスでも対応可能なように明朝体やゴシック体などの基本的なフォントを入れておきます。ワタクシ、この辺りの知識はありませんので、グーグル先生のお知恵を借りながら、言われる通りに入力しているのですが、必ず「serif」「sans-serif」を追加しておけという指示を受けます。で、気になったんですよ。serifとsans-serif。文脈からいってフォントの種類であると思われますがワードのフォント一覧を見ても載っていないぞ?いったい何ぞ?というところからの辞書を引く。ご興味の有る方は続きからどうぞ。

 

まず、英和辞書でserifをひくと『セリフ。(HやIなどの)髭飾り』と出ています。セリフってそのまんまやんけ-!とツッコみながら、次いでsans-serifをひくと『サンセリフ体の活字、セリフのない活字』と出ます。だからセリフってなんやねーん!と不可解な思いを抱えつつ英和辞書に見切りをつけ、国語辞書にあたります。俳優が劇中で話す言葉、台詞、科白、言いぐさ、などといった楽しそうな説明を横目に、今日はセリフを探します。記述を掻き分けていくとありました。『欧文活字の起筆部または終筆部にある髭のような飾り』……なるほど。起筆、終筆という言葉の存在にも驚きましたが、活字のあのちょこっとした出っ張り自体に名前が付いていることにびっくりします。あんなものと言ったら失礼ですが、わざわざ名称があるものなんですね。セリフっていうのか。ということは、フォントというものは飾りの有無が結構重要で、分類するためのひとつの基準となっているということなんだろうなあ。個人的には、セリフ付は格調高く真面目な感じ、セリフ無しはカジュアルなイメージですね。媒体との相性でいえば、紙の本の場合はセリフ付のフォント、ネットの場合はセリフ無しのフォントが見やすい気がするのですが、どうなんだろう?それにしても説明にあたって「欧文活字の」とことわりを入れているということは、和文活字の場合はセリフとは言わないってことですよね?はて?

 

 

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