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我らが船長、お誕生日おめでとう！……と言いつつ、全く船長の出番なしの海賊短編をひとつupしておきます。これは、先日書いた『hungry』というタイトルの対になるような話となります。同軸の完全な対ではなく、逆と言うか裏というか。『hungry』は、相手を意識してなかったサンジさんにロロノアが迫る話でしたが、今回の『fulfill』は、意識してないロロノアにサンジさんが迫る話……です、多分。どうでもいいのですが、ワタクシ、なぜだかわかりませんが「fill in the blanks」という英語のイディオムが好き（響きとか、文字の配列とかが……ツボ）でして、それで一本書いてみたいと思ったのが、このお話の切っ掛けです。もっと言えば『hungry』よりずいぶん前から書いていたのですが、出来上がったのはこちらが後。わりとよくあります、そういう番狂わせ。
