魚を食べるとき

投稿者: | 2020年8月4日

拙宅へのご訪問まことにありがとうございます。
使っている中国語の教科書にこんな例文があったんですよ。華人在船上吃魚的時候,吃完了一面,不可以把魚翻過來再吃,因為他們怕船也會翻過來。中国語が分からなくても漢字がわかれば意味が想像できると思うのですが、下手くそながら訳すとすれば、華人は船の上で魚を食べるとき、片面を食べ終わったら、魚を裏返して食べてはならない。なぜならば船もひっくり返ってしまうかもしれないことを心配しているからだ……ってな感じでしょうか。日本でも焼き魚を食べるとき、上側の身を食べ終えたらひっくり返さずに中骨を剥がして下側の身を食べる、なんてマナーがあったと思うのですが、日本のマナーは船がひっくり返るのを心配する云々と関係あるのかしら?いや、何が気になったかというと。船乗りの人って、ジンクスとかゲン担ぎの類が多いし、大事にするじゃないですか。だからサンジさんも、ジジイにあれこれ教わって育ったんじゃないのかなーと思ったわけですよ。サンジさん、よほどのことがない限り、そのジンクスを他人に強要したりしないとは思うけど、自分自身は守ってたりすると思うんですよね。ということで、メリーに乗り込み、初めて魚料理を出した時、仲間の食べ方を見て思うところがあったんじゃないかと。魚を頭から丸ごと食べる船長を見て(コイツ……!!!)と思い、食事マナー云々やジンクス云々を気にせずに生きてきたであろううそぷーやナミさんあたりが悪気なく魚をひっくり返して食べているのを見て(あー、食べにくかったか……。次からは切り身で提供しよう……)と思い。そしてロロノア氏。異様に箸使いの巧みな男、魚を食べるのが上手な男。きっちり上身を食べてから、裏返さずに骨をはずして下側の身を食べ進のを見て(おっ……)って思うわけですよね。サンジさんにとって『残さず、美味しそうに、たくさん』食べてくれるのが大切なのであり、マナーや食べ方は、良いにこしたことはないけど二の次なんじゃないかと思うので、ロロノア氏の食べ方がキレイということよりも、サンジさんが守っているジンクスをロロノア氏も(図らずも)同じく守っていた、という点でロロノア氏のことを意識してたりしたらいいなあと思うわけです。船乗りのジンクスは海に対する恐れと畏れの表れなので……なんてことをね、教科書のたった一つの例文から妄想したりするので、勉強は全く進みません!!!

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