収入と利益

投稿者: | 2015年5月14日

拙宅へのご訪問、まことにありがとうございます!どなたか存じませんが拍手もぽちぽちっとしてくださってありがとうございます。感謝いたします。
さて。方言、業界用語、社内用語など限定された範囲内で通用している言葉は、当事者として使っているときは疑問にも思いませんが、ふと立ち止まって客観的に考えるとアレ?と思うことがあります。例えば、ワタクシの勤め先では、営業収入(サービス業なので売上高とは言わないのです)のことを「アタマ」と言ったりします。「今月、アタマはどのくらい伸びそう?」と訊かれたら、「今月の営業収入はいくらまで上がりそうですか?」という意味です。ひるがえって、経常利益は「シリ」と言われます。「帳尻」という言葉もありますし、頭隠して尻隠さずという諺もあることですし、頭の反対語ということで「尻」なんでしょう。しかし、残念なことにワタクシが働く会社は、男性が圧倒的に多い上に従業員平均年齢が高いオッサンの会社。ゆえに「シリ」あるいは「お尻」なんて上品な言い方ではなく「ケツ」という言い方となります。つまり「komaさん、今日現在、あなたのセクションの経常利益はいくらですか?」と訊きたい場合は、「koma、おまえのケツ、今、どうなってる?」となります。ワタクシもすっかりオッサン化していて、今まで聞きとがめたりしてませんでしたが、よくよく考えたら酷い。どうなってるかと訊かれても、「大丈夫です」としか言いようがない。セクハラです。こういうのはやはり上司ロロノアと部下サンジさんの間でされるべき会話ですね。例えば、ハジメテの次の日。出来る上司ロロノアは、昨晩、激しくサンジさんを求めた様子など微塵も見せない普段通りクールな仕事ぶり。そうだ、ここは仕事場。プライベートを持ち込んだらダメだ、と自分を戒めるサンジさん。ロロノアに今月の業績見通しの件で話しかけられ、利益の数字を知りたいロロノアに「ケツは今どうなってる?」と質問され、うっかり赤面して、しどろもどろになってしまうサンジさん。それを見たロロノアにそのまま、人気のない会議室に連れ込まれてしまうという。……すみません、ワタクシが一番セクハラでした。

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