拙宅へのご訪問、ありがとうございます。
さて。久しぶりに、『辞書をひく』コーナーを ば。というのも、例によって辞書をながめていたら、なんだかひどく心に刺さる言葉を発見したのです。その言葉とは「四十暗がり(しじゅうくらがり)」。四十九日(仏教用語)と四十七士(赤穂浪士)の間に、ひっそりと挟み込まれておりました。意味は「40歳ころになって、自然に視力が衰えて、ものがよく見えなくなってくること」。うっわー、なんというか、あまりにも切ない……心が痛い……。お若いレディは、サッパリお分かりにならないと思いますが、年をとれば自ずと分かることでしょう。たしかに、身体的劣化は四十位から自覚されるもので、一般的にまず視力から始まります。ある日ふと、なんだか最近モノが見えにくくなったなあと思うわけです。まだまだ若い(というか、むしろ先が長い)つもりでいても、己の変化に気付いてしまうわけですよ……年をとったな、とうとう老境の入り口にさしかかったな、と。人生の黄昏に相応しい表現ですよね、「暗がり」。得も言われぬ言い回しです。「老眼」と一刀両断に断定されるよりも情緒があります。こうして人生も暮れていくんだな…。ところで、暗がりという言葉に、なんとなくこう、中年の恋愛的なものを感じるのはワタクシだけでしょうか。実を言いますと、「四十暗がり」という言葉を発見した時に、四十になったオッサンゾロとオッサンサンジさんの、中年の恋が頭の中に浮かんだのですよ。しかも暗いヤツ。不倫ではないけれど、男同士ということで、日の当たる場所での恋愛を堂々と楽しむことの出来ない間柄。例えば、ゾロの実家が名士の旧家で、家柄や跡継ぎや世間体その他諸々のしがらみが煩くて、若い頃から今までに、仲を引き裂かれたり、サンジさんが身を引いたりで何度も別れがあったりして。中年になった今、二人の関係は、少しは落ち着きをみせるようになったけれど、認められたわけでもないので、二人での逢瀬は世間の目を避けて暗がりに潜むが如く。心の中に、人に言えない秘密や真実や哀しみを澱のように積もらせて、ひっそりと肩を寄せ合って生きていく中年ゾロサン。……二人には幸せになってもらいたいのですが、時々、悲恋的な暗いのも読みたくなります……。それにしても、本来の意味の四十暗がりとは全然違いますね。これをご覧になったレディがカンチガイされると申し訳ないので、おさらいです。四十暗がりとは、経年変化による不可逆的老化現象のひとつで、視力の衰えです。
四十暗がり
経年変化による不可逆的老化現象のひとつで、視力の衰え。―――
二人での逢瀬は世間の目を避けて暗がりに潜むが如く。―――
うーん、どちらも正解のような。
komaさんの、四十ZSは、セツナイ系ですか…。(T^T)
でもでも、暗がりも悪くないですよね。
今まで見え過ぎて、目を逸らしたかったコトも、見えにくくなることで、しっかり見ようとする。
すると、若い頃には理解できなかったコトが、ようやくわかって来る…とか。
世間体だけで、反対されていたと思っていたが、自分達の将来を心配しての苦渋の言動だったとか。
お互いのコトも、今まで以上に、ちゃんと見ようと努力するようになるとか。
(ありゃ、すでにkomaさんの作品になってます!(笑))
どのみち、happyendlessな二人だから、心配は無用ですよねー♪♪♪
四十暗がり―――
ステキな響きに聞こえます!
べるき*
「四十暗がり」と聞いたら、切ない系が浮かんでしまったのですが、フツウに中年ゾロサンだったら、ちょいワルオヤジ系(←古!)の二人も、面白いかなあって思ってます。でも今回は「暗がり」という言葉に引きずられました。「暗がり」って単なる暗闇よりもずっとニュアンスのある言葉だなあと思って。人目につかない、内緒な感じがしますよね。そしたら、切ない系になってしまったという…。それに、中年の哀愁がプラスされると、若者には出せない味わいが出るんじゃないかと。そしてお察しの通り、ご心配なく。悲恋テイストでも、ちゃんと幸せになってもらうつもりなので!あっ、本当の四十暗がりは、残念ながらステキじゃないっすよ!私のわけのわからない妄想に、騙されないでー!Σ(・ω・ノ)ノ!
違う、チガウ、騙されてないデス♪
ただ、komaさんが、チョイスすると、ステキなものに聞こえて来る…。
てな、感じデスわヨ♪
なーんか、四十暗がり――
ZSばーじょんで、このサイトを飾りそうな…ヨカン…が。(’-’*)♪
ドキドキ…。
べるき*
べるき*さんが騙されてなくて安心しました~。四十暗がり……なんだかすごい引力を持つ言葉でしょ?
萌えよ!妄想!
komaさんお久しぶりです。(忘れられている可能性)
ひょいひょいこちらには遊びに来てたんですがたまにはコメントでも残してみようかと思い立ちノコノコ書きにやってきました。
四十暗がりゾロサンいっすね! 二十歳そこそこの現在はまだ明るいところでいちゃいちゃするのも刺激的でいいなーって思ってるだんなさんですが(嫁はしね!しね!って思っている)四十路ともなれば照れ屋な嫁を思いやる心を養っているかもしれませんってそういう話じゃなかったわ
何が言いたいかっていうとホント最近モノが見えづらくて悲しいです。
それではまたー テキストやら日記やらいろいろ楽しみしてます!
カンナ様!拙宅へコメントをお寄せくださって有難うございます。こちらこそ、ご無沙汰しております。本来であればこちらからご挨拶に伺わなければならないところでしたのに、申し訳ありません!忘れるだなんて…とんでもないことです。そして、今までいらっしゃってくださってたとは…!あわわわ…。光栄です!
四十暗がりゾロサン…。19歳、21歳もいいのですが、一緒に年を重ねていくというのも、いいんじゃないかと。若いころは時と場所を選ばずして、サンジさんを求めたロロノアも、四十になれば少しくらい時と場所を弁えるオトナの男になっていてほしいと、私も思います。思いますが、ロロノアにそんな理性が芽生えるかどうかは謎です。
コメントありがとうございます。テキストのみならず、日記まで(しかも、ゾロサンあんまり関係なかったり…)楽しみとおっしゃっていただけて、天にも上る気持ちです。
今度、改めてご挨拶に伺います。ありがとうございました。