申し訳ありません。

この企画がスタートした段階から、終わったあかつきには謝罪しようと思っていました。今、ここでお詫びいたします。

この企画、やがわさんとのオフ会@千歳が発端だったのですが、このオフ会2017年12月17日に行われたんですよね。で、全6話、パラレル、やがわさんが先攻で書くってことだけ決めて。じゃあ、私は小説置き場作りますよ、なんて感じでその日はお別れして。さて、どんな感じでサイト頁作るかな~なんてことを考えていたところ。12月23日には、例のアレですってやがわさんから第1話が送られてきたんですよ。えええええ?!ちょっと、待って?!早すぎィィィ—–!びっくりしますよね?びっくりしました。己がとても遅筆なので、1週間でお話出来上がってくるとか、腰をぬかすほど驚きましたよ。しかも、しっとりとしたうつくしいお話で。えええ?これに、続きのお話、書くの??続かないよ!って思っても当然ですよね。リレー企画に誘われたときには「面白そう」って一も二もなく飛びついたものの、今更ながらやがわさんとの圧倒的筆力の差に怯むワタクシ。いや、だって、迂闊なこと書いた日には「やがわさんのお話を穢した!」とか「やがわさんとリレーするのに相応しくない!」「身の程知らず」etcと、やがわさんファンに怒られてしまう!ってオソロシクなってしまっちゃったんですよねぇ。もっと早く気づけよ。で、企画ページを整えたり、悶々としたり、プライベートでドタバタしているうちに月日が過ぎ去り、やがわさんとの第二回オフ会@東京が2018年8月に開催されて。やがわさんの第1話、あたためてすみません、って言ったらにこにこしながら「いつでもいいですよ」って言ってもらったのですが、いつまでもグダグダしているようじゃイカン!って目が覚めて。で、同月に企画部屋がオープンしたのでありました。熟成された企画。ひとえに、私が寝かせてました。すみません。
その後の展開はみなさまがご存知の通り。いやもう毎度毎度、やがわさんのお話の展開に心をうたれ、翻弄され、文章力にひれ伏し。やがわさんのお話を誰よりも早く読める特権はありがたくもあり。たしぎちゃんの登場。サンジさんの揺れ動く気持ち。思いあっているのに会えない二人。あーこの話の続きどうなっちゃうの。続き読みたい……続き……?続きは私か――!みたいな。読み専でいたかったよ……って毎度悩ましく思っていたなあ。とはいえ、苦しいとか悩ましいとか言うものの、嫌だと思ったことは一度もなかったです。苦しいのも悩ましいのも産みの苦しみで、書いたり考えたりはとても楽しい。苦しみつつ楽しい。いうなれば、ゾロにアレコレされているサンジさん。とてもキモチイイんだけど、気持ちよすぎて苦しかったりして、イイのと苦しいのがセットになってる感じ(分かりにくい)。
閑話休題。
リレーの偶数話担当で、最終話を受け持つことになっていたので、やがわさんが散りばめた材料は拾うぜ!ってことを思いながら書いていたんですよね。すぐに拾えなくても後で拾おう、とか。でも第5話のロロノア喫煙シーンは、やがわさん、なんというものをブッ込んでくるんですか……!って悶えましたね。ここで新しいネタ、入れる?!しかもこんな格好いいの、スルーできるわけがない。まんまと書きましたよ。結構な文字数使って。ええ。でもね、実は、拾い損ねているエピソードがあるんですよね。拾わなくてもギリギリセーフかなとも思うのですが、字数の関係で諦めたものがあるのがちょっぴり心残りです。字数といえば、なんの取り決めもなく始めたリレーですが、基本一話2000字くらいかなあとうっすら思っていたのに、最終話だけ妙にボリューム増えてすみません。ロロノアがあんなにベラベラ喋るとは思わなかったよ……。でも黙っているだけじゃサンジさんを手に入れられませんから少しは頑張ってもらわないとね。

やがわさんのあとがきで「こうなったであろうお話」を知ったのですが、余りにも違い過ぎて笑ってしまいました。ほんと全く違ったわ。このあらすじで、やがわさんがきっと別途お話を書いてくれると思う(たぶん)ので正座待機いたしましょう。(やがわさん、何でもするって言ってた!)

今回のリレー、自分以外の感性でお話が進んでいく楽しさは、旅先でのハプニングにも似て、一人では味わうことのできない異次元の醍醐味と楽しさがありました。チャンスをくださったやがわさん、のんびりした更新に気長におつきあいくださったみなさま、拍手を押してくださった読者の方、コメントをお寄せ下さったレディ。ほんとうにありがとうございました。

koma